【寝室編】寝る前のアレをやめて睡眠の質をあげる

前回に引き続き、『書籍・SLEEP/第12章』から【寝室にスマホを持ち込まない】に触れて皆さんの睡眠改善をサポートします。

第12章は、【第2章/電子機器の使い方を見直す】と内容が重複します。スマホなど電子機器類の人体への有害性に関して言及され、タイトル通りスマホを寝室へ持ち込まないことが本章の要約になります。

スマホは夜に使うな

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Photo by Eddy Billard on Unsplash

結論を言います。スマホを夜使えば、回復力、免疫機能、ホルモン機能が低下し翌日の活動にひびくからです。聞き覚えはありませんか?夜間のスマホ操作による睡眠への影響は恐ろしいものです。【第2章/電子機器の使い方を見直す 】でもスマホ画面のブルーライトが睡眠の質を低下させる原因となっている事実について言及しています。睡眠の質が落ちる理由は、体内で正常な体内時計やリズムが狂っているからです。入眠前にスマホなどの電子機器類を使うことは健康体から遠ざかることを意味します。

電子機器の電磁界が人体に有害

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Photo by National Cancer Institute on Unsplash

スマホを含む電子機器類の周りには「電磁界」というものが発生します。電磁界とは、「電界」と「磁界」のことです。電界は、壁などの障害物で遮断されますが、磁界は、壁や建物、人体まで通り抜けるのです。これら電磁界が人体に有害な影響を与えることがわかっています。

WHO(世界保健機関)では、携帯電話から発生する電磁界を「ヒトに対して発ガン性があるかもしれない」としてグループ2Bに分類している。

また、イスラエルにあるテルアビブ大学でガン研究を率いたシーガル・サデツキー博士も、アメリカ上院での公聴会で「携帯電話は唾液腺腫瘍の一因と考えられる」と証言している。彼の報告には、携帯電話をあてるほうの耳の耳下腺に腫瘍ができる確率について次のように記されていた。

  • 携帯電話での定期的な通話を5年間続けると、34パーセント増加する
  • 一生のうちに携帯電話での通話が5500回を超えると、58パーセント増加する
  • 一生のうちに携帯電話での通話時間が266.3時間を超えると、49パーセント増加する

電磁界の影響がデータで示されてはいるものの体感的に影響があるのか半信半疑になってしまいます。いくら人体に有害性があるからといって電子機器すべてを家から取っ払うことは、デジタル社会ではもはやできません。私たちはスマホなどのデジタル機器と共生する時代に突入しています。肌身離さず、着信がなれば秒で応答し、いいね通知がくればアプリを開いて確認する時間が必要です。DM、リプライ、RT、 ツイートなどスマホ操作は血肉に刻まれつつある指と脳内の咀嚼なんです。そんな手放せないスマホを賢く使って睡眠を阻害しない方向性に舵を切りましょう。やり方はとても簡単です。ただ、寝室からスマホを取り除くだけですから。

テクノロジーとのつきあい方

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Photo by Maxwell Nelson on Unsplash

やり方は超簡単。寝室にスマホを持ち込まない。ただそれだけ。これを厳守すれば睡眠の質は維持されます。もしくは改善されます。寝室にスマホを持ち込みそうな自分に問いかけましょう。「if then方式」を使って。これは先日、メンタリストDaigoさんから学んだ機会損失をなくす方法です。何かというと、「if = もし〜なら」「then = 〇〇の行動を取る」という感じです。つまり、質の高い睡眠を取りたいのに貴重な時間をスマホ操作に当てた結果、翌日の目覚めが気持ちくない、というような感じを頭でifとthenを使って行動変容を起こすのです。手順は次の通り。

  1. 無駄な行動時間リストをつくる{時間の枠を決める:10 mins, 20 mins, 30 mins...etc(3〜5つ)}
  2. 「①の時間があれば〇〇ができる」と書き出す(やりたいことなど)
  3. ②を「if then」ルール化

例えば、①入眠前にスマホ操作を20~30分。②この時間で本が読める。③スマホ操作を読書に変えれば、知識も得られて睡眠の質が改善される。

このように時間の有効活用や上質な睡眠の獲得に思考が変わります。無駄な時間を有効な時間に作り変え、無駄な行動を回避する術が「if then方式」になります。これさえあれば睡眠時間を奪う強者に負けることなく、主導権を自らが握るベッドタイムになること間違いなしです。テクノロジーに負ける夜なんて嫌じゃありませんか?朝から夜遅くまでデバイスに好奇心をそそられる気持ちは心が痛いほど理解できますが、心地良く眠った日にはデバイスをベッドから放り投げられる人間になりますから!一晩だけでもいいのでスマホを手元ではなく視界外に飛ばしましょう。そうすれば明日のあなたが生まれ変わります。

最後に

「第11章は、第2章とそこまでニュアンスは変わらない」が読んだ印象です。しかし、著者が本書中盤で、念押ししている気がします。第11章は、本書の折り返しです。再度、夜のデバイス操作について警告を盛り込んでいる意味は勘のいい皆さんならお察しがつくと思います。ショーン・スティーブンソン著者は、アメリカ国内の健康部門のポッドキャストで第一位の人気を誇る”The Model Health Show”のクリエイターです。彼が健康アドバイザーになった理由も過去に患った大病にあります。それは、著者の経歴にある「椎間板変性症」です。医師からは治療法も治癒の見込みもないと宣告されながらも本人は「治す」決意を持って食事改善とエクササイズを開始しました。健康的な減量を実現する過程で発見した「良質な睡眠」が人間をつくる鍵なんだと気づいたそうです。日本では2017年2月第1刷が発行されていますが、睡眠の質の浸透ぶりからしてもまだまだ新参者の書籍と言えるのではないでしょうか。睡眠に隠された本質に気づいている人はは多くはないはずです。学生は、試験前に「徹夜!」と口々に叫んでいます。会社員は、寝る間を惜しんで資料づくりに明け暮れたりと睡眠時間を平気で削ります。一方で、赤ちゃんは、自然に、逆らわず眠っています。寝る姿を見れば赤ん坊から学習できることは睡眠と言えそうですね。ぐっすり眠っている人はこの世に赤ちゃんだけ、と勝手に想像しています。片手間にテレビをつけて寝ているようでは快眠は得られない事実があることをお忘れなく。

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