抱腹絶倒な瞬間
「笑い」一つとっても「良い意味」や「悪い意味」とふんだんにある
「鼻で笑う」「目糞鼻糞を笑う」「膝が笑う」など各部位で言葉の表現がある
両者が心底爆笑できることをタイトルにある事柄から発見できたのでそれについて述べる
笑いが伴った痛み
先日、スタンディングデスクの移動作業を母と協力的におこなっていた
自室へ持っていくためであり、耐久消費材を私の資産材として活用するつもりでいた
そのための配置転換であって新たに靴箱を母部屋に移した
だが、そこで大爆笑となる問題が起きた
それは設置された靴箱を両側から距離感などの会話中に私はそこで前のめりになってしまった
すると逆側から母がなんの前触れもなく右腕100%の力で扉を開けたのだ
もちろん私はそんな予想もよそに既に前方へ額を差し出していた
部屋に響き渡る甲高い音、苦悶の表情に混じる謎の笑み、そんな無言に痛がる私の複雑な顔色を見て私以上にくしゃくしゃな顔で声にならない声で大笑いした
「傷害・爆笑罪、逮捕」と言い放った
それを聞いてさらに笑う
今年一、人を笑かした出来事が自身の負傷が主たる要因となったのは何とも言い難い
直後は痛烈な痛みがあったがその笑いに多少救われたのか私自身も笑わずにはいられなかった
ひたすら笑い続ける母の表情が痛みの緩和に一役買うとは思いもしなかった
その後は数滴の血液が浮かぶ程度で、軽いみみず腫れで済んだ
痛いのに笑ってしまう経験は今までなかったので新鮮でもあった
学びの時間となり笑うことで痛み以外の感情がふつふつと込み上げてきたことが幸いしたのかもしれない
痛い < 面白い
この不等号関係が成立したシーンであった
司令なき発言からの笑い
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この出所はまた母によるものである
それは「物を投げる時に無意識的に関係性のない言葉」を添えてしまうことだ
皆さんも確実に経験を踏んでいるはずである、頭に思い浮かべてほしい
リビングに座っている時にキッチンから「みかんいる?」と聞かれた
それに即答で「いる」と呼応した
すると母は素人ばりの投球動作で手投げに加え「ほっ!」と言った
投げる勢いを「ほっ」にのせたかったのか、それとも精度を高めたい「ほっ」だったのかは未だにわからない
この直後の私の脳裏は大爆笑に包まれ、何と母に説明しようか考えていた
なぜなら、これは完全に脳からの司令というよりは無意識的傾向が強く無条件反射に違いないと思ったからだ
「声」にも反射があるのだと思って面白くなり母に向かって「ほっ、ほっ、ほっ」と連呼した先には悔しさが滲み出ていた
物を持つ時に立つ小指から投げる動作に移る時の掛け声まで「笑い要素」が溢れんばかりに詰まっている
まさに「笑いの宝庫」ではないか!
決してバカにはしていない、これからも新発見は続く
総じて
何気ない日常に気づきにくい笑いがあることを知った
がしかし、まさか実の息子が痛がっている様子に涙がこぼれ落ちる程の破壊力があったならば全力で痛がる素振りも笑いに変換されるのは驚きであった
ただ第三者(身内以外)に加害させて笑っていたら罪なので内内のみで納得される事項だと感じる
声を出して笑うところをその声を搔き消すレベルの笑いを取れたと考えたら怪我は負ったがプラスに働いた
だから次からも痛みを笑いに変換できるようにトライする