衛生的にアウトが散在している
起立排泄と座位排泄
女性が知る機会の無い男性御手洗い事情の一つに「小便器」がある
形から色から大きさまで皆目見当がつくはずもないだろう
小便器以前に男性経験のない女性は男性器がどういう状態で股間部に付属されているのかも想像に乏しい
それら両者が男性便所にて「受け手」と「送り手」に分業され数秒の攻防が繰り広げられる
受け手は多様な顔を持っており、分厚く縦に伸びたタイプのLIXILから下部が足元へ突き出したタイプのTOTOなど変化に富んでおり事後の洗浄機能には軍配が上がる
一方で送り手は尿による飛び跳ねに苦慮しながらも一点に的を絞り弧を描きながら排尿にいそしむ
数秒間の起立開脚にはそんな様相が行われ、互いの水分が滔々と流れ落ちる瞬間である
一転して座位排泄は「和式」と「洋式」の二択があり選択権は送り手側に委ねられている
しゃがむ姿勢か座位姿勢のどちらかになるのだが両者において利点と欠点がある
前者の利点は、排便がうまくいく。これはしゃがむ体勢が便通を良くする
しかし、欠点として排泄後の肛門周りの汚点が水洗いできないことだ
後者の利点は、腰を降ろすことが楽でいいが難点は和式ほど便通が良くならない
だから自宅の洋式では足の踏み台(高さ:約30cm)を設けている
和式トイレに関して話を広げれば、水を流すためにレバーをひねるがその取っ手部分は衛生状態が疑問視される。確実に足で操作する人物がいるからだ。私が該当者だ...
加えて、レバー以外にも鍵の施錠開錠ともに手を使うのが嫌だ
それくらい「うんち菌」を警戒している
低学年における男子トイレ事情は
現状は把握できないが実際に私が経験した低学年時代の男子トイレ事情をお話ししたい
その当時は放課後までの間に排便機会がゼロだった
それは催さなかったわけではなく、排便行為自体が汚点として記録されてしまう目に見えない抑圧があったように感じている
授業中に起きる唐突の腹痛には限界まで足掻いて対応した覚えがある
無理は禁物だが別種の恐怖にも怯えていた
教室近辺の個室トイレは避けるが万が一の際には教職員専用トイレに駆け込むようにしていた
これで身バレしない率がグーンと上がる
さすがに「教職員専用」という言葉はスルーしていた
これは約15年以上昔の事になるので現在のトイレ設備は当時よりは断然右肩上がりで衛生面も問題なさそうに考えている
つまり当時は校内において「臭い」「汚い」よりも「行為」自体に軸があった
今は衛生面を気にしながら用を足す脳裏となっている
手を洗わない大人がいるのはなぜ
どこのトイレにも必ず手洗い場が設置されている
これが意味するのは「排泄後は必ず手を洗いましょう」 のはずだ!
なのに平気で一目散に蛇口を見向きもせず出口へと向かうのはなぜだ
「お前の手は菌の住処なのか」と物申したい
その手で食事でもするのだろうか、考えてもキリがない
これだけは多様性を重んじられないが何かしら信念があるのだろう
もしかすると汚れていないという前向きな気持ちがあるのかもしれない
さらには水を無駄にしたくないという意見にも考えが湧く
あなたが、たとえ一物に触れていなくとも洗っていないその手を触りたくはない
石鹸まで常備されているのだから、立ち止まって鏡に映る己の姿を見給え
直接触れてなくともトイレットペーパーを貫通し手に菌は付着しているのだ
ならば手を汚しているに決まっている
なのに、なぜそそくさと小走りにお手洗いを後にするのだ
疑問だらけの男性お手洗い現場である
その手は臭いを放ちはしないだろうが菌は住んでいるぞ
時間の経過とともにその菌は増殖していくぞ
「今すぐ石鹸で手洗いだ」
と、忠告だけしたかった
最後に
個室内に便座クリーナーを壁に付属して欲しい
あるところには便座クリーナーがあるはずだ
使用前には確実に100%でそれを利用する
これが無くとも100%でトイレットペーパーで便座を拭く
もはや便座の形状にトイレットペーパーを敷く勢いでもある
それくらい気にかけてしまう
ただ衛生面は自己管理だと言われれば誰にも文句は言えない
自分がただ清潔感を保てばいい話となる
コストがかかるが可能であればこれを設置して欲しい
と私の愚痴満載のネタだった
では