実際に経験したパニック発作が止まらなかった環境3選

こんにちは、皆さん。

本日は、高校時代に罹患し、長期的につきまとったパニック発作について話します。

中でも特に発作が酷かった環境ワースト3に絞ってお伝えします。

冬の満員電車で滴る大量の汗

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満員電車に入る行為はまさに奈落

パニック発作が起きる環境の上位に必ず名が上がるのが、電車

しかし、通勤や通学において遠方に住んでいると切っても切れない嫌な縁として登場するのが電車です。

都会や利用客が多い場所になると午前中の車内は軒並み、人人人の嵐。

一度、電車でパニック発作を経験したことがある人ならば理解できますが「本当に死ぬかもしれない」みたいな感覚に陥り、他人に助けを求めることなんてできません。

ひたすら汗を隠し、顔を下げ、電車が止まるまで我慢を続けることがしかできず、地獄の果てのような一時的な発作に支配され、前向きになることなどできないのです。

観光バス出発後すぐに起きた尿意と焦燥感

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長時間トイレを我慢するような状態

忘れもしない地獄の耐久レースがここにはあった。

パニック障害になった最初の頃の話で、当時、高校の卒業旅行にスノーボードへ行く計画を友達3人で練って、夜中に京都から出る観光バスで岐阜県まで向かった。

乗車して着席までは何の問題もなく到着までのワクワク感が勝っていたのにも関わらず、バスが発進して状況が一変した。

高揚感から一転して緊張感に変わり、続いてすぐに「尿意」へ転換した。

「あーやばい、漏れるかもしれない」

この言葉が脳裏を支配し、局部をもぞもぞと動かしながら焦燥感で頭の整理がつかない状態へなってしまった。

最終的にトイレ休憩を挟んでも改善せず現地までパニック発作が続いた。

学生が密集する大教室

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教室はどこでも緊張と汗

「できれば出席だけスマホで済ませて講義に出ない選択を取りたい」

常にこのセリフが頭に出ては消えてを繰り返していた。

中途半端に真面目感があって何とか講義を受けて内容を把握したい気持ちがあるけど、人が密集している環境への出入りを避けてしまう。

自分がこんな状況だからか親近感のある講義選択をしがちな所があって、心理学系統が特に多かった気がする。

講義以上に辛かったのが学期末に受けるTOEIC

学籍番号順に座席が指定されており筆者の中では発作レベルが最高潮に高まる指定席が存在した。

それが、人と人に挟まれた中央席がとにかく地獄。

逃げ道がなくどちらにも顔を向けられない針の筵状態が2時間続いた。

しかし、継続的に発作が続く場合もあれば落ち着いて講義や試験を受けられる瞬間もあったことを考えると24時間365日辛いわけではない。

最後に

特にパニック障害を抱えつつ学業に励んでいる学生に伝えたいのは、自身の状態がどのランクにあるかを知るってこと。

通院するべきなのかそうじゃないのか。また、休学するべきかそうじゃないのか。

筆者は、治療に専念せず先延ばしをしながら大学に通い続けてしまったせいで卒業後3年まで来てしまった。

しかし、休学する選択を取って認知行動療法や服薬で治療する選択を取っていれば現役就活生と同様に就活をスタートできたかもしれない。

だから、パニック発作に悩んでいる人はまず誰かに話すこと。

学校の先生か、保健室の先生か、兄弟か、他人か。

もしくは図書館で本を見つけるでも構わない。

快方に向かうことを祈っているし、あと必ず状態は好転するよ。