新規オープンした回転寿司店の建築から得た学び

「寿司ってマジで旨いよな〜」

 

頻繁にお世話になる回転寿司といえばくら寿司」「スシロー」の2社で、社会的にコロナが浸透して以降は店内飲食よりもテイクアウトを利用する機会が増えた。

そんな折、新たな回転寿司のお店が近隣にオープンしたのだが、開店情報を仕入れてからというも、待望すぎて待望すぎて数回ほど工事現場へ足を運んだ。

開店2ヶ月前には足場が組まれ覚えている限りでは木造建築だったと記憶している。

その名も「はま寿司」だ。

maps.hama-sushi.co.jp

一軒家の初期段階の建築現場をイメージしてもらえれば理解しやすく、足場の内側に長方形の木材が縦横にクロスしている現場を見た衝撃は強かった。

商用目的に建築される建物はどれも鉄筋を使用するものと勝手に思い込んでいたのでその現場を見たとき、木造を見たときは驚きと興奮を隠せなかった。

木造建築と聞けば当代は「釘を使用しない」家みたいなコピーを見ることが多く、はま寿司松井山手店に関しては、木材と木材を噛ませて固定する職人技術による強い建物を構築して向こう数十年、数百年とビジネスが衰退しない二つの意味を併せ持ったのではないか。

あれだけ開店前から待望の回転寿司「はま寿司」であるが、はま寿司松井山手店はオープンしてから1ヶ月経っても未だ行けていない。

完成前の途上に足繁く通ったあの興奮は何だったのだろうか。

プラモデルのパーツを組み合わせて作っている最中の興奮とどこか類似しており、完成してしまうとそれは銅像となって気がつけば埃をかぶって手をつけなくなる。

これは過程を大事にしている証拠で、最終的な結果は自ずと付いてくる意味合いを持っている。

非常に貴重な見識をはま寿司の建築によって再度もたらされた感がある。

もっと過程に目を当てて振り返ったときの痕跡が鉛筆でいうとこの3B強くらいに濃さが出ていれば、それは良い持ち味が出せている証拠と言える。

 

今週のお題「寿司」