「16日後に迫った初勤務」
様々な不安が脳裏をエグる。
「起きられるかな」「滑舌大丈夫かな」「1年6ヶ月ぶりの仕事できるかな」と未来に不安を吐露するエネルギーを別物に消費したくてたまらない。
一方で、フルタイムで勤務したあとの疲労困憊になった肉体と精神を体感してみたい気持ちもあってつくづく自分はどっちつかずの真ん中な人間だなと息を吐く。
しかし、それ以前に別のアルバイトが入る可能性を帯びてきた。単発のティッシュ配りやプラカード持ちの仕事に応募した結果、登録が完了し、自身の番号を得た。早速来週からの勤務の希望を告げ、火曜日から仕事が開始されるかもしれない。
交通費の兼ね合いから最寄り駅から近い勤務地で老若男女へティッシュを配布する自身の姿を想像している。
さて、今は積読していた「メモの魔力」を122/250頁まで拝読し、第3章序盤にきた。ここまで理解した内容を整理すると、「とにかくメモを取れ、そして抽象度を上げよ」ということだ。
抽象化とは具体的要素を分解し、本質的要素を書き出す作業と言える。
頭では理解できてもそれを言語化できていない自分がいるのが嫌だ。深く読んでいるのに読んでいるつもりで終わっているのかと自問したくなる。
以前、姉からこんなLINEがきた。
「お義父さんから〇〇さんちょっとふっくらした?って言われた😡だからイライラして怒りそうになった」と。
そこで姉の怒りをなだめようと返信をするのだが、姉が求めていることは何か、そのLINEの本文の本質は何かを自然と解こうとしていた。そして返信した内容は以下だ。
「容姿の指摘はあまり簡単には述べられへんよな。ただお義父さんは悪気ないのがむず痒い。そんなときは、お義父さん髪切りましたか?って返したらいい」とお義父さんのハゲをイジる返しを指南した。
このやり取りを改めると姉が求めている本質を掴んで返答することができていた。
さて、残り半分の読書を再開します!