最悪のヘアカットを経験し怒りに満ち溢れた15時間を振り返る

先日の誕生日、最悪の事案が発生しましたのでその感情をここにぶつけたい。

しかし、現在はその問題を解決済で冷静です。

ただ解決前までの約15時間はむしゃくしゃするほど記憶から消せないくらい、そして鏡に映る自身の姿をとらえると怒りの表情が浮かんでいた。

怒りを隠せないヘアカットの仮完成

統一感のない髪型にされた俺

「なんで俺はこんな雑な失敗作に¥1,650もの代金を支払わなければいけないんだ」

気づけばスタンプが9個も押印された行きつけの地元理髪店で事件は起きた。45日ぶりのヘアカットに訪れた俺はいつも通り自動扉を入り指示された席へ座る。カット内容を尋ねられ「あ、希望する髪型の写真が数枚あるんです」すると男は「お、見せてください」と言いその場で俺はスマホを手に取り写真アプリを開いた。

希望する髪型のサンプル

 

いつも通り眼鏡をはずし指定のケースに収納するよう促され、怒りのカウントダウンが始まった。顔そり込みでカット代金は1,650円と安価を売りにしている。カット開始数分が経過し、ふと疑心感が脳裏に浮かぶ。鏡に映る奴の手にはハサミではなく一本のバリカンだけ。顔の両サイドを「バリカン1本のみで仕上げようとしているのかそいつは」と戸惑いを隠せない俺。鏡に映る髪型を見ようとも裸眼0.03の俺にはなす術がない。ただ異様な機械音が一様に耳にこだまする。なんとかバリカン嫌悪感から抜け出せた俺が見たものはハサミをただ無造作に動かしなし崩し的に作業するシーンであった。途端に俺は何かしら好の感情を失っていた。むしろ強奪されたとでも言いたい。たった15分程度で合わせ鏡をしてきた奴の顔色には、できましたよ感がいかにも灯されていた。この髪型のどこが俺が希望している写真のものと同等なのかお前の口から意見を伺いたい気持ちで一杯になった。長さ、量、見栄えをどうみても統一感ないし理容師免許のない俺が鏡を通して事後の髪型をどの角度から凝視しようと一般人のカットに他ならねえじゃねえかと叫びたくなった。何が嫌って「お兄ちゃん、どうするか言うてよ」ってお兄ちゃん呼ばわりすんなよってことやん。まとまった怒りの矛先がそいつの性に向かった。もちろん口に出して彼に態度を示したわけではないがそれ以降は俺の声色から生を消していた。謝意すらも感度を落として告げるのみで事務的に済ませた。あまりにも納得できず「このままでは切った感がないので全体的にもう2センチ切るのと、すいてください」と言い放った。ハサミが動き出すことすらもうざくてうざくて呆けていた。彼の中であれがゴールということは注文をつけても俺が希望する髪型へはたどり着けない。だって技術がないんだから。仮完成のときには眼鏡を差し出したくせに完成時には合わせ鏡のみで眼鏡を差し出さない素行も気に食わない。さすがにそこは俺も食い下がり「眼鏡ないと見えないんで」と鏡に映る両目に言ってやった。さらに追い打ちをかけたのが荷物を取り出して会計へ行こうとしたら既に奴がそこへ仁王立ちして背中を見せていた。

 

ウザイ言動集

  • お兄ちゃん呼ばわり
  • 完成時の合わせ鏡のときに眼鏡を差し出さない
  • 髪の悩みを言うと、それは僕たちでは何もできないわと断言
  • カット終了後にそそくさと会計スペースへ移動

 

結論を言うと、安いからと言って満足できるとは限らないこと。そして事後の満足度が何よりも大事。もちろん安いお金を払って満足できるなら断然そっちがいいが今回の一件を通じて二度と俺はここの敷居を跨がない。もう一軒の行きつけの美容室のほうが満足度が高い。悩みや思いに対しても誠心誠意向き合って対応してくれる。それが俺の中で人生の満足度を高めてくれる軸であることに気づかされた。ある意味、彼は俺に対して人生観を与えてくれたし「てめえ」みたいに熱く怒れることになれて生き生きできた。

 

皆さんはいかがですか?もし希望しない髪型にされた場合にどのような対処を施すでしょうか。合わせ鏡を出して完成ですみたいな感じになった場合を想定してどのように回答するかお聞かせ願いませんでしょうか。

 

翌日にはヘアーズベリーのとある店舗にお伺いしホットペッパービューティーを利用してシャンプーカットを依頼した。オーナーさんに運よく切ってもらうことができ、しかも自分の思いを120%汲んでくれている気がした。失敗作から傑作へ移行した現在の髪型が誇らしい。

最高の髪型にしてもらいウキウキの俺

 

ウキウキしている俺は絶賛風邪を引いています。