Weather Newsで確認して発覚したことがあった!
なんと地元の最高気温が今週金曜日まで20℃を超えるようです。
「いっそのこと一日中半袖でいれる気候になってくれ」と希望を抱いてしまう。
そんな淡い妄想は忘れて本題へ。
生まれも育ちも関西、一家に一台「たこ焼き器」があり、月2〜3でお好み焼きが夕食になる。具材を一から揃え生地をつくるが、粉もんと言えど生地の原料粉はそれぞれの専用粉を購入する。それぞれの粉の違いに触れた。
粉もん食は家庭料理ですか?
専用の鉄板やたこ焼き器を使って関西の代表的な粉もん食を自宅でつくるのは関西人に限ったことなのでしょうか?
関東では食の一環になりもしない関西唯一の食文化の一つに過ぎないのでしょうか?
関西を地元にする私には鉄板やたこ焼き器家電が一家に一台というワードは生誕から根付いた文化的な一面で、欠かすことのできないコミュニケーション食としも名を馳せます。
つまり粉もん食が夕食のメインになることは紛れもない事実で炭水化物過多は避けようもありません。
難波・ミナミを訪れれば直線一通りに連立するたこ焼き店が何店舗も確認できるはずです。
京都ではさほどたこ焼き店やお好み焼き店といった粉もん食を構える飲食店を聞かないので大阪に比べ激戦地ではないことは言えます。
京都に生まれ育ったとはいえ、関西圏に変わりないことから文化的側面に根付いた粉もん食が夕食のメイン食へと派生したのでしょうか。
たこ焼き粉とお好み焼き粉の保持事情
「たこ焼き」や「お好み焼き」で特に利用するメーカーは日清製粉。
一度に大容量を使い切らないことを踏まえチャック式の専用粉をそれぞれ準備します。
しかし、粉もん食専用の容器があればチャック式に拘る理由もなくなるわけで、家庭料理化されるならむしろ粉もん専用容器を保持する時代に変わるよな。
貴社の製品の粉は、正面のビジュアルが感じさせる料理の過程や完成品効果で想像を掻き立て購買意欲を湧かせ、最終的に「買う」意思決定がなされます。
データ活用とは無縁かもしれないが私が下した購買という意思決定はまさに「AIDMA」ですね。
上記の横文字は購買行動プロセスを表すモデルであり、それぞれの単語の頭文字です。
A - attention(認知), I - interest(興味), D - desire(欲求), M - memory(記憶), A - action(購買行動)の5段階で表します。
日清製粉が発売する製品を知り、興味を寄せくまなく情報を入手し、料理工程を脳内で想像して買い物カゴに入れるまでのプロセスがこの5段階で表されます。
話が少し脱線したので立て直します。
記憶の限り粉もん食を思い返してみるとお好み焼きが圧倒的に夕食になる機会がありました。
感覚的な定量分析では78%でお好み焼き、22%でたこ焼きになります。
つまり、お好み焼きが夕食になる傾向が強いことがわかります。
とはいいつつも、それぞれを作る際には二種類の粉を使い分けて同一使用はしていません。
たこ焼き粉とお好み焼き粉で原料に明確な違いはあるの?
「たこ焼き」と「お好み焼き」では原料となるのは小麦粉で両者変わりない。
しかし、スーパーにはそれぞれの料理名が記載され別売りされているのは事実。
気になる点は、上記料理に使うそれぞれの粉に簡潔明瞭な差異である。
原材料を見た限りではどちらも大差はないが些細に違いがある。
100g当たりの栄養成分表示では食塩相当量、タンパク質、炭水化物が約1グラム差でお好み焼きが上回る。
原材料や栄養成分での違いに微細な差は見られても素人目ではどうもわからない。
「ならば作るに越したことはない!」という意気込みのもと実際に以下を作ってみた!
お好み焼き粉でたこ焼きを作る
【用意する生地の材料】
- お好み焼き粉 - 100g
- 卵 - 1個
- 水 - 300cc
急遽作ることにした為にたこ焼きに重要な「タコ」がありません。
具材ロスは悪しからず...。
しかし、名誉挽回の為に「天かす」を使います!
ボウルに粉100g、卵1個、水300ccを入れます。
ダマが少し残っても気にせず次の工程に進んだ。
250℃に熱したプレートに油を引き生地を流し入れる。
生地の量にも限りがある為、伝熱率の高い真ん中周辺を攻め込み数分経てばこの通り。
ふっくら盛り上がるのはたこ焼き粉にも入っているのと同じベーキングパウダーの効果でしょうか。
近くで見るとご覧のような状態。
素人目にはわからない粉感で、たこ焼き粉と言われればそれを疑おうともしないでしょう。
箸でなぞるように90°回転させました。
印象としては、普段のたこ焼き粉で作るたこ焼きにはないずっしり感がここでやっと見受けられたのです。
たこ焼きを返す際の円形のふちが厚くごわっとしているのはたこ焼きにはない仕上がりでした。
(たこ焼き、たこ焼きって連呼してるけどタコ入ってないんだよね・・・)
どうでしょうか?
見た目は完全にたこ焼きでしょうか?
何よりも一番大事な味わいですが、結論は、丸いお好み焼き?が最終回答です。
当然ですが、粉からだしの香りがしません。
日本食に外せないだし文化はたこ焼きに生きているようです。
一口二口食べてもたこ焼き感がまるで出ていない。
味は紛れもないお好み焼きでした。
たこ焼きづくりには「たこ焼き粉」が旨い
なぜ企業がたこ焼き粉とお好み焼き粉の二種類を開発・生産するのか理解ができました。
これは共感します。
お好み焼き粉で作るたこ焼きはどこか物足りない。
旨味が感じられない。
ソースやマヨネーズをぬって見た目の完成度合いを高くしても満足度は上がらない。
これで疑問が一つ解消されました。
ここまで長いお付き合いありがとうございます。
結果、たこ焼きには旨味成分が外せない料理だと言えます。
どちらの粉にも昆布やカツオ節のエキスが含まれておりグルタミン酸やイノシン酸の旨味成分はありますが、微妙な配合や調整で変わるんですかね。
今回の意見は持論でもあるので皆さんも独自で検証してみてください。
素敵な粉もん食ライフを願っています。
最後におすすめのソースをお伝えします。
それはおたふくソースです、これは粉もん食に相性バッチリ!