【ハーブ編】寝る前にアレを飲んで睡眠の質をあげる

前回に引き続き『書籍・SLEEP』から【第17章/サプリは本当に必要か】に触れて睡眠の質をあげる方法をシェアします。本書も終盤に差し掛かり佳境です。余すところなく最後まで快眠の素を身体に刻み込みましょう!

サプリは本当に必要なのか

f:id:inuwanhime:20210107100357j:plain Photo by Sharon McCutcheon on Unsplash

食材に手を加えて作る料理を一切取らずサプリのみで食事を完結する人は稀。1日に経口する食でサプリが5割を超える比率になる人はいるかもしれない。しかし、ほとんどの人は食事から栄養素を吸収し、サプリは補給的な役目に置いて計画的に経口する。飽食の現代に「サプリ」は一体必要なのか疑問ではある。野菜など生育環境問題で価格高騰のリスクから財布の紐が閉まる消費者の存在や季節性の価格変動で見向きもされない野菜など消費者の実態が購買の意思決定を下す。サプリがこの世になくても問題はないはずだ。しかし、あるだけで人は興味を示し取り入れる。そう考えるとあっても問題はない。

筆者はここ数年、化学物質のサプリを摂取していない。つまり、不要だ。数年後には立場が変わる可能性が秘めているが現状いらない。食材から栄養素を摂取したい気持ちがあるからかもしれない。それにサプリはまだ疑心暗鬼な側面が否めない。あんな極小の粒がビタミン含有だなんて信じられない。見た目からも味からも酸味が感じないのにビタミンCが詰まっているなんて口内が混乱しそう。一粒で効果があったとしても満足度が得られるのか疑問を抱いてしまう。

ただ、必要としてる人がいるならあってもいい立場である。そんな疑問が湧くだけで全面的に否定したい気持ちはさらさらない。むしろ、積極的に摂取したい自然由来のハーブや植物がある。人工的に手を加えられていないモノなら安全かつ安心の補助剤として利用できると考える。

入眠前に飲みたいハーブ

f:id:inuwanhime:20210107100650j:plain Photo by Irene Ivantsova on Unsplash

サプリと聞くと極小の錠剤が脳裏に浮かぶ。筆者は、「サプリ」という言葉に悪いイメージを抱きやすいのは固形の錠剤に違法薬物臭が漂う印象があるから。着色やサイズ感を確認するだけで飲みたくならない。だからサプリではなくハーブで入眠前の身体をサポートするのはどうか。日中の活動で駆使した交感神経から眠りのための副交感神経にスイッチする準備に適任のハーブがある。

カモミール

それが、カモミールだ。

カモミールが快眠の救世主になる理由には研究がある。

たとえば、分子医学に特化した『モレキュラー・メディスン・レポーツ』誌に、カモミールに含まれるフラボノイドには強力な抗炎症作用があり、物理的な痛みを和らげるCOX-2という酵素の活性化を促すという記事が載っていた。その記事では、カモミールは鎮痛剤や睡眠導入剤として利用可能だと断言している。

入眠前にコップ一杯のカモミールティーを飲めば睡眠の質改善が期待できる。熟睡には神経系や筋肉が緊張していてはいけない。よく眠るためにも寝る前に役立つ一杯が見つかったと言える。

カヴァ

カヴァはフィジーの島々に生育する植物。不眠の治療や疲労回復によく使われる。夜にストレスをかけず不眠にならないためにもカヴァを利用する。

2004年の精神薬理学の専門誌『ヒューマン・サイコファーマコロジー』でも、カヴァカヴァ300ミリグラムの摂取により、気分が明るくなり認知力も向上するという研究結果が報告されていた。ほかにも、不安の兆候や症状を減らす効果があるとする研究もいくつかある(不安を抱えた状態は、当然不眠をもたらす)。

コップ一杯のカヴァティーを飲んで寝る準備をしよう!

ヴァレリアン(セイヨウカノコソウ)

鎮静作用があり寝つきがよくなり、夜中に目が覚めにくくなる。これもカモミールと同様にティーで飲むといい。経口以外では、クナイプで有名な入浴剤にもヴァレリアンが含有された商品があり皮膚経由でリラックス効果が期待できる。

化学物質のサプリ

f:id:inuwanhime:20210107100825j:plain Photo by jack atkinson on Unsplash

本書ではこの3点が効果を期待できるサプリと論ずる。最初の二つ(5HTP、GABA)は、神経伝達物質で、Lトリプトファンは、5HTPの前駆体らしい。三つでも群を抜いて社会的に認知されているのは、GABAだと個人的に考えている。スーパーでも菓子類のパッケージに横文字でGABAと書かれているものもある。しかし、ここで筆者が「これ!」と1/3に限定して摂取すべきものを申し上げる。

それは、『Lトリプトファンだ。なぜなら、この物質は食材から摂取できるのが最大の理由だ。5HTPに関しては食事から取ることはできない。一方で、Lトリプトファンは食で補給できることが利点。どんなものに含まれているのか言及したい。

Lトリプトファンが含まれるもの

  • ターキー
  • 鶏肉
  • かぼちゃ
  • ひまわりの種
  • コラードグリーン
  • 海藻

食事に加えてサプリで補給することのほうが効果は高くなるが、筆者の意見としては食べものに含有されるのなら食べて補給することで口周りの筋肉も動かすきっかけになる。箇条書きリストに掲載した中で鶏肉とかぼちゃを取り入れたチキンカレーなんかもいい。数種類のスパイスが配合されたカレーなら健康効果が高まることは間違いない。

化学物質サプリ使用上の注意

f:id:inuwanhime:20210107100950j:plain Photo by Andy Feliciotti on Unsplash

人間の身体には体内時計のリズムがある。正常に働けば決まった時間に決まったホルモンの分泌がある。しかし、過剰なサプリの補給をすれば正常な身体の機能は失われる。自分にどんな症状がありどんなサプリがどの量を必要なのか理解した上でサプリの服用をすることが賢明だ。食事ではどうも解決の糸口が見つからず路頭に迷ったとき、適量のサプリを取る意識になるといいかもしれない。

決して、してはいけないことがある。アルコールと同時併用は絶対にダメ。危険だ。

最後に

筆者としては本書を読んだ後、終始、サプリは補助的なモノだ。ここ数年取っていなくても健康状態は良好で、何の問題もない。錠剤を飲むくらいなら栄養管理を学習してどんな食材にどんな栄養素が含まれるかを知ってあくまでも食事から必要な栄養素を摂取したい。それくらい食べることが好きなのだ。風邪をひいて抗生物質が処方されるように必要になった場合のみ服用するモノの位置付けは変わらない。

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