いつ朝食が白米から食パンやベーグルなど、小麦粉を原料にするパン類へ変更したのか、きっかけを思い出せない。
「今日から我が家の朝食は白米からパンへ変更します!」と、宣言はなかった。
記憶の片隅にあるのは数回だけ旅館食のような、焼き魚に出汁巻きといった豪華な朝食があったこと。
炊飯器とトースターの価格差
幼少期からデフォルトで食パンが朝食だ。
白米といえば、学生時代は給食や弁当の昼食、さらに夕食時の計2回。
一般消費者が購入するパンも米もほぼ完成形で、前者はトースターで焼かず生で食べられる。
時間が迫る朝に物理的にも利便性が高いパンを選ぶのは普通。
むしろ早くて美味しければ問題ない。
冷凍保存すれば一般的な期限より長く保存ができるからオススメ。
家電量販店では、炊飯器やオーブントースターのみならず技術的要素を付加するグレードアップ家電が続々と展開される。
日本企業の炊飯器には10万を超えるものも登場した。
アップルが販売しているiPhone路線と同等ではないか。
疑い深くなる消費者目線を代表して論じる。
「セレブ向け家電化するの炊飯器は?」
ローストビーフ、リゾット、パエリア、チーズなど電気圧力鍋が作り上げるレシピ数が炊飯器に猛威を振るう。
炊飯器の機能に「白米を炊く」だけでは消費者の心がざわつかないのは昔からの話。
一方で、炊飯器を製造する古株に対抗し、バルミューダやアラジンはオーブントースターで名を馳せる。
身辺周辺の家電を注視すると実家の新調家電は「オーブントースター」であった。
メーカーは上述の「アラジン」
アラジンより前は「山善」
両製品の一部を比較すれば焼いた直後の食パンの味わいは、アラジン > 山善となる。
製品の価格差には技術力や製品価値が金額に上乗せする。
スーパーで一斤約¥100円の食パンでもトースター製品の差で焼き上がりの味わいに変化を生む。
半信半疑ながらも一食目の驚嘆は忘れられない。
アラジン効果によるパン食が毎朝コーヒーに拍車をかけた。
だが、カフェイン断ちによるコーヒー抑制から早5日。
コーヒー愛飲家なのにドリップコーヒーのストックがあっても見向きもしなくなった。
耐え難い我慢ではなく意欲高い差し控え。
ワクワクして買ったスマホがいまは日常のツール
購入前はあれだけ声高に興奮して製品情報を余すところなく査定していた。
洋画「大脱出」の超断絶的刑務所内でシルベスタ・スタローンの監視役を務めた俳優とそっくりだ。
もしAIによって8月5日以前の視覚データ解析ができれば解答結果は以下になる。
「あなたのここ1ヶ月間の視覚情報は85%で’’OPPOスマホに関するもの’’です、ストレス負荷状態にあります、今すぐこちらの手引き書をお読みいただくか、近くの森へお行きなさい」
過去のワクワク感が消え去り、仕事を終えた炭が灰に朽ちたような感情。
「ブログのタイトル変更」へと余儀なく道標を変えてトライし直そうとする足掻きで赤面を隠せない。
ふつふつと沸騰する感情なのは、まだスマホを最大限に利用しきれていないから。
登山に登山着で来ず、バリバリの私服で来て引き返す感じ。
「出先でスマホを傾けて動画や写真を撮影し結果を持ち帰りたい」
物欲を考察
デジタル社会に生きる今、情報が氾濫し正確無比な取捨選択を消費者は「目的」に完結させる。
物欲以上の「成果」や「結果」をモノから追求する購買。
それ(製品)は何(価値)を生み出すのか、満足度が向上し継続するのか今一度考える。
可視化される未来に投資している。
所持から「省く」へ思考が変化しつつある。
一方で、所持意欲が消えたわけではない。
つまり、欲求を可視化する意識が根付き始めた。
「あれが欲しい」「これが欲しい」の動機付けがどこに眠るのか気付きを得た。
腹筋1ヶ月継続効果でたくましい腹直筋になっても筋トレをやめない。
努力を経て成果が出れば飽きることがない。
ますます頼もしい腹筋をつけたい思考へモデルチェンジする。
成長思考は世に出る新家電と精通する。
目の前にSomething Newを感じれば進歩した証なのかもしれない。