モッツァレラチーズの美味しい食べ方と分類

先日は、チーズの基礎知識である製法や品種の名称など「一般的なチーズのいろは」をご紹介しました。そちらをお読みになっていない方は下のリンクから飛べますので。

ナチュラルチーズに関するブログ記事

先日のブログを書いている最中に「チーズ熱あるのに最近あまり食ってねえなあ」と湖池屋のスコーンを貪りながら健康事を発していた矛盾点に反省です。

さて、本日はナチュラルチーズでもパスタ・フィラータタイプに属する「モッツァレラ」を見ていきます。

モッツァレラのいろは

イタリア産「モッツァレラ」引用先:チーズクラブ

モッツァレラは、イタリア中南部で作られる軟質のフレッシュチーズで、パスタ・フィタータという製法で元来は水牛のミルから作っていましたが、現在は牛乳で代用されています。

パスタ・フィラータとは、イタリア語で「繊維状の生地」を意味し、チーズをつくるときに、熱湯で練るなどして生地をのばしながら繊維状にする工程「フィラトゥーラ」があるチーズを、ひとつのタイプと数えるそうです。

さらに湯のなかで生地を引きちぎる工程「モッツァトゥーラ」が、モッツァレラの語源という諸説もあり、それらの製法のおかげで弾力ある歯ごたえが楽しめるチーズとなっています。

「元来は水牛」とモッツァレラの原料乳として今なお活躍している水牛ですが、牛乳によるモッツァレラの生産が主流となっており希少になった水牛乳製は「モッツァレラ・ディ・ブーファラ」とよばれ、区別されています。

そして、ナポリを擁するカンパーニャ州では上述の伝統的な水牛製がつくられています。

もっちりとした弾力があり糸状にさけるのが特徴のモッツァレラはパスタ・フィラータの代表格で「マルゲリータ」や「カプレーゼ」などの料理で主菜の立役者となって活躍しています。

カプレーゼ 引用先:クラシル

牛乳がモッツァレラチーズの生産に際して主流となった背景には、実は良いこと悲しいことが原因なんです。

それは「水牛が減少したこと」と「モッツァレラの需要が拡大したこと」が核心に迫っており、また牛乳製品のモッツァレラは「あっさりとした味わい」をしていたり「手頃な価格で手に入る」などチーズ愛好家にとってメリットではあります。

さて、モッツァレラの語源や製法を理解した上で「成城石井で発見したベルギー産モッツァレラ」へ話を進めましょう!

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成城石井で定価より安く購入したベルギー産「モッツァレラ」

成城石井に売られているベルギー産「モッツァレラ」30%オフ価格で購入!

数ヶ月前に成城石井で購入した「ベルギー産モッツァレラチーズ」にフォーカスを当て、実際にそのチーズを使った美味しい食べ方や割引価格で買った詳細についてですが、写真には30%オフシールが貼られています!

成城石井といえば高級スーパーの印象があり頻繁にそこへ買い物に行くことは難しいと考えられますが割引価格の商品があると知れば所構わず気になるのが倹約的思考主の醍醐味ではありませんか。

「割引価格で販売されていたチーズ」ですが成城石井に限らず賞味期限が迫った商品は安くなる傾向が見られ、一商品を短期間で消費する家庭では割引モノでも問題ないでしょう。

完食計画を練ったり逆算すれば格安チーズを食卓へ招き入れてコストを下げたチーズ献立を立てられそうです。

筆者は「3訓」の軸を想定しながら商品を目利きしようと努力するのですが、3訓とは、筆者オリジナルの質・量・価格の天秤です。

「良い物や美味しい物を安く」を目指した買い物を心がけているゆえ3訓というルールがナチュラルチーズでも浸透し、結果的に過去に食べたことのない美味しいベルギー産のモッツァレラチーズを割引価格で手に入れられました。

生乳を原料乳につくられたベルギー産「モッツァレラ」

「生乳」とは搾りたての牛のミルクを意味し、こちらのモッツァレラはそれを加工してチーズへと呼び名が変わりました。

一方で、「牛乳」とは生乳を加熱・殺菌処理したミルクを意味しており私たちが普段購入している製品になります。

パッケージから推測すると、原産国で加熱・殺菌処理された生乳を製造会社が仕入れてモッツァレラを製造し、販売者がそれを成城石井へ卸す流れでしょうか。

加熱・殺菌処理されたベルギー産の生乳の流通イメージ

ベルギー産のミルクが日本の製造拠点へ届き、そこで先述のパスタ・フィラータ製法を用いてモッツァレラをつくり、最終的に小売店の店頭へ並ぶイメージを反映させてみました。

筆者が成城石井で安く購入した経験を踏まえると、賞味期限が迫るベルギー産モッツァレラの在庫が店頭で残されれば割引される確率が上がるので、定期的に成城石井へ足を運ぶ方はパッケージの割引シールを確認してみてください。

110g カット ベルギー モッツァレラ チーズ

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モッツァレラトースト

長方形にカットしたモッツァレラをのせてトースト

火を通して食べることを一番にオススメしたい理由は「溶けて伸びる」から!

ほんのりとした甘みと酸味が良くてトーストすればよく溶けて伸びるのがまさにインスタ映え

100g当たりのタンパク質含有量も25.0gと高い数値があり朝食に20g摂取すれば5gのタンパク質が摂取できます。

一度開封すると長期保存には向かないのでなるべく早く食べ切ることが望ましいです。

1日当たり20gを摂取すれば約10日間で新鮮なモッツァレラが消費でき健康増進も期待できる計算となります。

モッツァレラチーズのスフレオムレツ

モッツァレラチーズのスフレオムレツ

レコルテのカプセルカッター「ボンヌ」をご存知でしょうか?

調理家電メーカーの商品で食材のカッティングや泡立てなど一台7役のフードプロセッサーです。

レコルテ カプセルカッター「ボンヌ」引用先:レコルテWEBサイト

こちらの付属品のレシピブックにモッツァレラのスフレオムレツが掲載されていたことが作った経緯です。

作り方は、はてなブログでも過去に紹介しているのでそちらのリンクを貼っておきます。

モッツァレラチーズのスフレオムレツの作り方

チーズづくりをしたい人に役立つグッズ

ブルーチーズもつくれるならつくりたい

モッツァレラチーズどころか単純なチーズすら手作りなんて習慣は皆無で、主菜というよりも副副菜のポジションで、メインディッシュの脇役「トッピング」として食卓へ出される現状を踏まれば、わざわざキッチンで忙しなく「チーズを作ろう!」といった声高な発言は聞かれないでしょうか。

しかし、「モッツァレラ」とググれば「簡単!モッツァレラの作り方」などと市販の牛乳と酢を使って、実際に作ってらっしゃる方もいます。

チーズづくりにあたって材料以外に何があれば便利なのか探ってみました!

Amazonで評価が高いチーズメーカー「ルクエ」

チーズメーカー「ルクエ」引用先:Amazon

チーズづくりの工程を先日のブログで書いており「第一段階」と「第二段階」を経てチーズが完成するのですが、第二段階の成形において合理的なチーズメーカーをあまり見かけません。

つまり、チーズケーキをつくることはあっても決してチーズ自体をつくることがないと改めて言いたい。

そんなことはさておき「料理の新境地へ行きたい」「オリジナルの何かを作りたい」など新分野への挑戦のニーズはきっとあるでしょう。

難しそうなチーズづくりですが、ルクエが調理器具として全ての工程をサポートしてくれます。

ホエイを除去し、カード(チーズのもと)を成形するためには水切りカゴモールドと呼ばれる型が必要で、その役割をルクエが発揮する仕組み。

ルクエのチーズメーカーがあるだけでチーズづくりが簡単だという根拠はAmazonで紹介されいている内容が物語っています。

なんと本商品を使って電子レンジでチーズづくりを実現させるそうです。

材料

  • 牛乳
  • 酢 or レモン汁

どちらも普段から冷蔵庫に保管されていれば常時チーズづくりが出来ることになります。

当初からチーズづくりは「温度の微調整が大事」だとする見解があり、チーズづくり用にタニタの「食用温度計」を購入していたのですが、どうやらルクエ一台で良さそうです😭

電子レンジでチーズづくりは想定しておらず、牛乳をステンレス鍋に入れて加熱して作るの一択でしたから。

ルクエ チーズメーカー 62016

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最後に

デンマーク産ブルーチーズ「ダナブルー」

いかかでしたかモッツァレラ?

チーズの中でも日本人の多くが精通しているチーズの1つではないでしょうか。

マルゲリータや和食のトッピングとしてモッツァレラを利用する機会が多いことでしょう。

ここでは言及しなかったのですが、実は以前に、たこ焼きの中にモッツァレラを入れてみたら美味しかったんです。

焼き上がりにモッツァレラが中で溶け出して微かな甘みと伸び具合が最高でした。

たこ焼きの旨味を邪魔することなくモッツァレラの優しい味わいが絶妙にマッチングしていたので皆さんもぜひトライしてください!

次回はデンマーク産はブルーチーズから「ダナブルー」をご紹介するつもりです。

はてなブログでもモッツァレラに関して過去に言及しているのでそちらもぜひ!

モッツァレラを用いてシカゴピザを作ってみた結果はこちらまで!

それでは〜🧀

【追加日 : 2021/05/17】

先日、成城石井ナチュラルチーズを調査した際、水牛製のモッツァレラ「モッツァレラディブーファラ」を見つけました!

成城石井で発見した水牛製モッツァレラ「モッツァレラディブーファラ」

セール価格みたいなのでお買い求めの際はお急ぎを。こちらは「成城石井くずは店」です。