私は、喫茶店とは縁もゆかりもない人生をこれまで生きてきて今後も自身の分岐点には登場しない価値観にあるのだ勘違いしていた。
しかし、ある友達の「好きに関心」がありお誘いしてみると承諾をいただくことができ、前出の喫茶店へ赴くことが決定した。
その方の情報を少しばかり開示すると、愛嬌がとても特徴的で、現代的に例えるとコミュ力に優れた方と言える。
正午に待ち合わせ、いざ一軒目へ向かう。
日曜日と淀駅周辺さらに言えば京都競馬場が大改修工事という3つの条件が重なり、その喫茶店には常連客が2組来店していた。
テーブル席につき、注文を済ませ、すぐに気づいたことは競馬の空気感が店内をまとっていたこと。
本棚には漫画、出窓には馬の置物、テーブル左手奥には古びたテレビが設営された雰囲気は「ザ・昭和」でどこか懐かしさと所属感を漂わせた。
喫茶店にはあってスタバにはないもの、また喫茶店にはなくてスタバにはあるもの。
具体的に明示できるものは浮かばないが、行かないと味わえない居心地がここかしこに隠されていることを肌で痛感した。
痛いわけじゃない、身に染みる内側からの喜び。
「やはり考えるより感じる」ほうが性に合うのかもしれない。
煙草のモクモク感もどこか納得ができ、スタバとはまた違う魅力で、再訪したい気持ちが残ります。
一軒目の女性マスターとは会話はさほどしなかったのですが、来店から退店まで終始優しそうな印象に変わりなかったです。
お友達が外観の様子を撮影した一枚で一軒目の様相は終了です。
二軒目は男性マスターがお店を経営されており来店したときには既に常連らしき女性客の方が退店するところでした。
来店時に「好きな席でもよろしいですか?」と質問を投げかけるとその女性の方が「どこでも好きなとこでいいよ」とホールスタッフ並みの対応をしてくれて、なにやホーム感漂う喫茶店でした。
写真を掲載したいのですが・・・。
こちらのみです。
この一枚も相方さんが撮ってくれたもので、喫茶店の雰囲気に飲まれて会話が弾むばかりで写真撮影を忘れさせる空間でした。
自分の価値観に「喫茶店」が加入し、今後の人生が充実すること間違いなし。
本当にいい経験ができ、満足の一日でした。
行動は幸福感を高める一番の良薬ですね。
先週と同じように今日、明日の淀駅周辺の喫茶店は常連客や新客が集っていることでしょう。