巨人のクライマックスシリーズの先発投手候補は?

オリックス優勝おめでとうございます。

オリックスは田中のマー君が先発の楽天に対し最多勝確定のオリックス先発山本由伸が投げ合う最終戦を勝利で終え、ロッテの残り3試合が敗戦を許せない条件へ導いたことが優勝をグッと引き寄せたのではないでしょうか。

こうなると阪神タイガースの逆転Vがあれば関西ダービーの要衝を呈した空気感が強い10月末だっただけに多少悔やまれますが、しかし、クライマックスシリーズを勝ち進めばオリックスとの日本シリーズでの対戦の可能性も残されています。

優勝チームはアドバンテージ1勝の優位性があるもののタイガースは巨人を倒して勢いそのままに神宮球場へ乗り込んでほしい。

本日は「クライマックスシリーズ第1戦のジャイアンツの先発投手予想」を本題に持論を展開します。

菅野、高橋、メルセデスの3枚か

巨人の先発投手と言えばこの3選手が中盤まで仕事を熟す雰囲気があり嫌な存在と言える。

しかし、舞台はシーズン中の通常の顔を見せない甲子園だけに先発が奮わないケースも想定される。

菅野、高橋、メルセデスが巨人の先発に名を連ねるならば、阪神は青柳、高橋、ガンケルと自慢の先発陣を入れたい。

それに新人10勝を達成した伊藤もおり試合をつくる安定感抜群の左右腕が誇らしく順位通りにジャイアンツを負かす存在揃いだ。

巨人のエース菅野が第1戦で先発するケースを想定すれば、阪神打線は「球数を投げさせて省エネピッチをさせず的を絞ったバッティング」が出塁する機会をつくる。

過去に菅野が阪神戦で先発した試合から覚えた印象は「完璧を求めたがる投手」というもので自分が納得いく制球ができていない場合にマウンドで首を傾げることがある。

特に四球という自身のミスで出塁を許すケースではそのジェスチャーの頻度が高くなる。

そういった機微から彼本来のピッチングが出来ていないことが理解できる。

リズム感を失えば得点を取るチャンスがこちらサイドに増えて大量得点も夢ではない。

しかし、軌道修正も出来る選手なだけに阪神側が凡ミスなど冒すと形勢は逆転してしまうゆえに気をつけたい。

菅野に継ぐエース級の投手が高橋。左腕から投げ出される多種の変化球が多分に厄介。左右打者を泣かす投球術だけに菅野同様に狙い球に苦労する。

基本的には真っ直ぐ狙いで変化球対応の打撃になるだろうが「カウント有利の意識」を打席でつくってほしい。

投手自身もカウント有利で配球を組み立てるし、打者も甘い球を打つ意識でいることに変わりはない。

2ボール1ストライクをいかに作れるか、またフルカウントにすれば打者有利になり一流投手でも真ん中へボールが集まる。

そんな細かい配球の部分が勝負の分かれ目となる気がしている。

捕手は大城、小林のどっち?

先発投手の予想はある程度タイガースファンでも簡単にできるが、スタメン捕手の予測がつかない。

もちろん大城がマスクを被る機会が多いことは把握しているが走力の強い阪神には小林の2塁への送球にかける肩の力がエグい。

足を絡めた攻撃を展開したい阪神にはスタメン捕手で名を連ねてほしくない選手で、近本と中野の盗塁企画に歯止めをかける。

イメージとしては大城=打力、小林=肩力みたいなところがあるし、菅野が先発投手なら小林を女房役みたいな原采配あるしで何をしてくるか読み解けない試合勘を持ってる原ジャイアンツ。

2ストライクで投手交代みたいなシーズン中盤くらいまでしていた謎采配はすでに無くなったし、最終盤連敗していたチームがクライマックスシリーズにきて上り調子の連勝街道もあって波乱含みか。

互いにどんなバッテリーで来るかも見応えたっぷりで、阪神なら梅野か坂本のどちらか。

矢野監督と原監督のどちらの采配に軍配が上がるのか、試合は来週末の土曜日に迫っている。

舞台は阪神甲子園球場セ・リーグは2年ぶりのクライマックスシリーズとなり有観客で開催される。

最新情報も注視しつつタイガース陣営の巻き返しに期待したい!