えいやで応募したインディードの求人を振り返る

「えいや」が功を奏した話がある。

偶然見つけた近隣の短期アルバイト求人

7月初旬、indeedアプリを立ち上げて居住地域限定で求人検索をかけていた。

気づけばお気に入り件数が軽く10を超え応募しない時間が刻一刻と過ぎていった。

さらには応募終了の文字が浮かび上がる求人まで出るなど、行動できない自身の性格に嫌気がさしていた所だった。

しかし、意を決したのか、僕は「えいや!」と親指を走らせ、ある会社の求人に電話応募を行っていた。(それはニトリ

「えいや、大事ですね。仕事探しはIndeed

仕事内容は、什器の運搬など店内の改装業務と書いてあり、声が震えながらも面接の応募を伝えていた。

電話応募から数日後、性格検査と簡単な面接を終了し、残り1枠の人員に加入することができた。

面接帰りに立ち寄った理髪店の椅子に腰を据え散髪エプロンを着用した途端にスマホがなった。

4年振りに無職という社会と隔絶されたレッテルから抜け出すことに成功し、初出勤を迎える。

思ってた職種と乖離があったが自分を鼓舞して

「あれ?オリエンテーション受けてるけど、もしや店舗内でお客様対応あるやつ?」

って勤務店舗事務所内のPCに向かいつつ脳内には「不安」が満載。

初日にそれは判明した。

13時~19時のシフトを迎え、覚えなければいけない業務があれこれ。

主に「入荷」を任されるが社員さんと品出しする商品を店頭に陳列させる。

目線は完全に真正面から下にしか下がらず、お客様と目線を合わせることが怖くてできない時間が勤務終了まで続いた。

まさか店舗内を回る仕事があるなんて聞いてないし思ってもみなかった。

週40時間以下のフルタイム契約上、週5の8時間は規則上シフトには入らなければと決心するも2日目に撃沈。

内容は記憶にないが勤務終えたときには身も心も疲弊していた。

その日の夕食もカレーライスが喉を通らずほぼ残して食事を終えすぐに寝た。

仕事で疲れたおかげでぐっすり睡眠を取ることができ翌朝も午前6時に起床する正しい生活リズムが機能していく。

退職も考えるが、ひとまず自分を鼓舞して不慣れではあるが目前の業務に集中し、お客様に声をかけられれば落ち着いて誠実な対応を意識する。

開き直りが奏功したのか3日目の9時-18時の勤務を終えたときにはすがすがしさが眼光に宿っていたように思う。

泰然自若の精神を演じ胸を張って声色をワントーンあげて「いらっしゃいませ、こんちは」を連呼する。

他同期バイト以上に機敏に動き、入荷量をこなし社員さんやパートさんから信頼される腹積もりで何から何まで挑んだ。

働く楽しさと息苦しさ

7月中旬から8月中旬の短期契約は平日週5の完全週休2日制のリーマンスタイルで勤務したが何よりも救われたのはパートさんや社員さんの温かさ。

〇〇さんと苗字で親しみを込めて名前を呼んでもらい前向きな言葉をたくさんいただいた。

自身の実情も打ち明けて話せるほど親身になってくれる人ばかりで人ってこんなに優しさがにじみ出ることがあるのかと驚かされるばかり。

慣れない業務で精神的に疲弊したりあたふたする時間もあったが周囲のサポートがあって成り立っていた。

勤務日数を重ねていけば自信が増していき口が悪いお客さんにも動じず迅速に毅然と対応したから相手も呆気にとられたかもしれない。

まあ恐れることはないし真面目にこつこつ働いていれば何も問題は起きない。

 

ニトリ勤務を思い出して、文章化して、どんどん応募していかないと。