先日29日、日曜日の午前中。
京都府某所で開催された「マグロの解体ショー」に行ってきた。
予定時刻9:00の祈祷が解体予定時刻の9:30に始まり、玉串を用いた本格的な簡易儀式を済ませ、午前9:45頃マグロの解体ショーが始まった。
解体を前に A tuna cutter がマイクでファン(客)サービスをアドリブで加えた。
前方にいる子どもに「マグロに触る機会」を与えた。
「君よりも大きい生物が日本海にはいるんだよ」とは言わなかった。
笑みを含めた表情を保ちながら彼は解体前のマグロとスキンシップを図った。
その模様をシャッターチャンスとばかりにママは中腰でスマホを構える。
A tuna cutter の粋な計らいでファンを沸かせる解体ショーは体長と重量、産地の説明で幕を開けた。
マグロの生態の説明が半素人的な口振りで、止まれば死んでしまうという世間一般の知識を披露し、最終的にはネット検索で得た情報と暴露した。
ただ屋外は寒すぎてそれ以上に冷えず、微笑で展開を待ち望んだ。
包丁が2種類用意され、中骨はそのうちの片方である見た目斧のような包丁で振り下ろしサクッと骨を裁断した。
聞き馴染みある三枚おろしではなく、五枚下ろしだと言った。
着々と解体は進行し終盤を迎え、ファンとのじゃんけん大会へと解体ショーは佳境に入った。
「私にじゃんけんで勝ったもの5名が無料で切れ端を持って帰れる」
じゃんけん、ぽーん!
「勝った!」(これイケる)
じゃんけーん、ぽーん!
「あー負けた」(これ勝ってたら貰えたのに・・・)
チラシで見て参加を決意したこの解体ショー。
参加目的は、解体仕立てのマグロを使った握りを販売することが理由だ。
一度目のジャンケンを終え、間も無く販売が開始され購入で並ぶ人が続々と消化されていく。
解体後のマグロが職人によって販売商品化されて、私たち購入者の目の前に運ばれる。
この内部を見た瞬間にチラシとまるで見た目が違うと150%実感。
(マジかよ、チラシやとトロのような映りした握りやったやん)
やはり批判的精神は捨ててはいけない。
まあ、解体ショーが見れて楽しかったこと、味も美味しかったから許す。
もう一度そこで開催されるとしても行かないだろうな。
伊根マグロの解体ショー自体のコト消費体験の満足度は61%くらい。
あんまり躍動感が感じ取れなかった。
なぜだろうか。
そして当日現地に一番乗りしたことで働く関係者の姿に少し疑念というかあれ?と思うことがあった。
(勤務中にiQOSスパスパ)
せめてその人のその手ではマグロを捌くなよと思った。
勤務中にタバコは無しでしょ。
しかも衛生的にアウトじゃねえか。
発がん性物資混入中なのに自然資源に触れてんじゃん。
そこまで思考できたら普通は解体後にスパスパだろ。
祈祷もしての解体なら尚更終了後に吸った方がより一層ニコチンが体に沁みるだろうに。
そんな半信半疑の伊根マグロの解体ショー体験談でした。
以上、また〜