IWCから脱退する日本の今後の捕鯨は如何に再開するか

日本経済新聞2019/2/18(月)夕刊に掲載された「日本がIWCから脱退」するという記事が大学時代に議論した捕鯨問題と完全一致したことからこの問題について再度見解を述べる

 

鯨肉を一度食べてみたい

 

鯨肉を食べた経験値はゼロ

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ミレニアル世代である私からすると「鯨食文化」はない

ただ生まれが太地町など鯨食文化が根付いた地域だったなら食文化として存在するのは当然にある

先代は貴重なタンパク源として鯨食があったが82年にIWC(国際捕鯨委員会)が商業捕鯨の一時停止を採択し、91年の輸入自由化で国内消費量において鯨食文化の潮目が変わってきた

今年6月、正式に日本がIWCから脱退するそうだが捕鯨問題に関して大学の講義で賛成と反対の立場に分かれ議論した

当時、私は捕鯨に反対の札をあげていた

「鯨食は国内で少数派だ」「鯨肉を見る機会が少ない」「食糧難の危機に瀕してはいない」など簡単な言葉を並べるだけで反対的意見に深掘りしていなかった

改めて考えると65年をピークに鯨肉の国内消費は衰退するが、かつての日本人の食卓を支えており伝統文化として今もなお残っている

 

未だ嘗てかつ実食したことがないからこそ好奇心から一度口にしてみたいという気持ちでいることを考慮すると賛成票を投じる必要性があるのかもしれない

自分の口に合うのか合わないのかで評価してその後の鯨食生活となるに違いない

美味しくて価格的に安ければ、タンパク質が豊富なことから永続的に食べ続けるように思う

 

タンパク質摂取に貢献 

Google検索で下記を実行すると

 

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高タンパク質であることが一目瞭然である
このタンパク質含有量からすると筋肉増量を目指す方にとっても鯨食が一案となる
成人男性は1日60gのタンパク質摂取が望ましいらしく300g足らずで達成できる
しかし、現実的に店頭で売られる機会が少ない上に商業捕鯨が再開される7月以降も捕獲数は調査捕鯨の時よりもむしろ減るかもしれないと日本経済新聞に記載されていた

IWC脱退後の日本を展望

伝統文化の商業捕鯨が再開されてもなお問題が残る

国連海洋法条約環境保護の観点から積極的捕鯨は実現される可能性は低いとあった

捕鯨国・反捕鯨国の両者が存在し続ける以上、一生続く問題である

企業間でESG投資が熱を帯びる中で水産会社が捕鯨に参入することはないとみる

鯨肉において需給関係が全く見えないが全国的に見ても需要が全く追いついていないのではないか

テレビ番組でも鯨食を主題にした放送は見たことがない

コンテンツとして鯨肉の需要が皆無に近いのではないか

YouTubeなら鯨肉を食する動画を覗くことができるだろうがテレビ番組はスポンサーを背負うことを考えるとハードルが高いのか?

ならば鯨肉は捕獲される場所のみで、小売店で販売される数はゼロではないかと考える

 

とは言っても鯨食文化を無くしてほしくはないので捕鯨に賛成の立場をとる

だから鯨食文化を流通的ではなく地域的に捉えてその場所でのみ食べることができる伝統的ソウルフードと考えることにした

 

つまり、大々的に捕鯨を再開するのではなく地域的に小規模に再開するとみる