THE BIG ISSUE VOL.377 2020.2.15 JAPANビッグイシュー日本版を読んだ感想

こんにちは

いつも読んでいただきありがとうございます。

 

突然ですが、皆さんはタイトルにあるビッグイシューという雑誌をお読みになったことはございますか?

ビッグイシュー2020.2.15

私は昨日人生で初めて購入し即座に開いて数ページ分だけ読んで、ここでご紹介したくなりました。

数ページだけでもう面白い!

「ぜひ、最新号購入して」

本誌の最初に登場する芸能人のインタビュー記事でシンガーソングライターの家入レオさんが登場しています。

記事を読む前は彼女の音楽や生い立ち、人物像の想像すら出来ませんでした。

芸能人のリレーインタビューで登場する彼女の言葉をメモや実線や、囲いで装飾しながら私自身の心に自分の言葉や解釈で噛み砕いていくと、彼女の生き様価値観歌詞や音楽に宿らせているようでした。

家入レオさんご本人が歌詞を自分で書いてもいいんだと、気づかせてくれたのが尾崎豊さんの「十五の夜」だそうです。

たった1ページの記事ですが、まさに時代的な宣誓書のように「己の人生を生きる」と言わんようで、軸がブレることのない。

だけど不器用さもあるんだよね、と人間らしさが感じられます。

ここを読んだだけで¥350円以上の内容でした。

(*¥350円のうち180円販売者の収入になります)

まだまだ佳境はここから。

「動物心理学」についても記事があり、研究者のインタビューが掲載され、マウスのイラストとともに文字がビジュアル化されてとても理解しやすくなっています。

心理学を学習した経験がある方なら「オペラント条件づけ」という心理学用語はご存知かと思うのですが、マウスを使った実験を通して人間心理の研究に応用し人間が陥ってしまうギャンブル依存が理解できます。

メタ認知

オペラント条件づけで実験パターンを複数設定し、マウスがどのような行動を起こすかが、楽しみながら吸収できてしまうので学習本としての側面もあります。

「動物を理解することが人間を理解する」というメタ認知がそこにあるのです。

ビッグイシューはとても人間をワクワクさせ、さらに思考力を高めてくれる一冊です。

皆さんの家族である動物たちの心を日々感じながら共生をされると思うのですが、この一冊を緻密に熟読されると動物への接し方や行動観察に深みが出ると確信しております。

自然界にいる動物は純粋で、本能的である。

しかし、人間に不測の事態や歪みが生まれてしまうのは「経験」の代償になります。

つまり、生まれた時から経験を統制できるマウスが研究に適しているようです。

経験のないマウスは「オペラント条件づけ」で属性が変化します。

研究は百聞ばかりですが想像するに研究者は人間心理の新発見に日々注力していると実感します。

ボーッとツマラナイ講義に数千円擦るよりはビッグイシューがためになります。

 

最後に、必ずメモ実線で色分けして吸収率を上げてお読みいただくことをお勧めします。

では、本日もありがとうございました。