【白浜旅/2日目】外湯とラーメン屋に触れて胸が轟く

時系列に白浜旅の最終日を書いてく

三楽荘二日目。

午前六時起床。

起床後の白良浜

目を覚ますと白良浜にはすでに人がいた。

ボーッとした頭のままビーチ沿いに目線を送っていると甥っ子と類似する後ろ姿のこどもが海を見つめていた。

海を見つめるこどもの姿

一目見たときには「逃すまい」と思いながらカメラを構え彼を主体とする「構図になれ」と頭を働かせつつシャッターを切った。

家族から数歩離れた砂浜から海を眺めている少年は「何を感じ」ていたのだろうか。

彼のおかげで取り戻した意識はすでに最終日の白浜旅に移行し、どこへ行き何をして、この最終日を盛り立てるのかを宿泊地の大浴場の藤の湯に浸かりつつ思い描きながら朝風呂を出た。

和歌山県千畳敷からの水平線

大浴場前から計画のうちに入っていた観光地の千畳敷は間違いなくマスト。

行く前と後では感情の揺れが全然違う。立ち寄って終わりだと思っていたが、実際に地面を踏み締め、正面の水平線や大海原を捉え、そして、強い風を体に受けていると「一体化」した一種の錯覚を覚えた!かも。

和歌山県にある三段壁

「どこまでも海が続いているな」「転落したら致死率何パーやろ」「こんな下に洞窟あるっけ」と誰でも言いそうなことをぶつぶつと頭の中でつぶやいていた。

三段壁洞窟

洞窟あった。案内されるままに洞窟に案内され記念撮影を滞りなく終え、順路に沿て歩みを進める。

天井に灯る数々の行燈

人面岩、打ちつける波、岩壁から滴る雫など目から体から鼻から受け取る情報を噛み締めつつ歩みを進めていたら洞窟ツアーはあっという間に終わりを告げた。持ち帰ることができたものはなかった。

南紀白浜空港の送迎エリアからの滑走路

南紀白浜空港から離着陸する航空機を一眼見ようと屋上へ。しかし、願いは実らず1日あたりの離発着は数本。数時間待たないと次便が来ない事実を伝えられ、次の目的地へ。

長生の湯の正面玄関外観

温泉地に行くからには外湯は外せない。(これは白浜町上陸前ね)そんな思いを掲げ「長生の湯」に赴いた。「白浜町 温泉」で検索するとヒットして、しかもその横にラーメン屋があるのは絶好地でしょ!

玄関入って左前に番台があり右前に券売機。券売機で入浴券とタオル券を購入し、男湯へ。更衣室は二畳ほどの長方形のスペースになっており空調が万全の体制。内湯にはシャワー台が7台弱と大浴場がある。露天風呂もあるが個人的には内風呂の泉質が好みだった。やはり「泉質はトロトロに限るな〜」と浸かりながらリラックスしていた。

長生の湯の真隣に林立するラーメン屋さん

至れり尽くせりが止まらない。長生の湯をでて回れ左をして直進するとこの門構えがあり私はそそり立つ。

めん吉のチャーシュー麺

慣れない食券文字を見ながら「チャーシュー麺」を選んだ。見るからに美味しい、つまり目で旨いものにピントを当てる。

旨すぎた、スープ全部飲み干したもちろん。

ミニチャーシュー丼

狭い店内の隣のお客さんから「チャーシュー丼」のクリアなサウンドを不意に拾う。我慢の三文字を脳内で打ち消し300円を握りしめ丼を注文。チャーシュー麺を啜りつつ、さらに舌が唸る。ラーメンも丼も双方の味わいが濃厚で美味で、リピートしたくなる中毒性抜群のグルメを見つけた俺。

舌鼓を打ち、白浜旅二日を終えた。