こうしてだし巻き玉子をつくった

餃子に続いて熱が入る料理がある。

それは多くの人が台所で拘りを奮う日本の出汁文化を象徴した「だし巻き」だ。

卵一個で作り上げるだし巻き

これは筆者にとってレシピには一切目もくれず耳づてで獲得した独自作の一品と言いたい。

調理も簡単かつ食材も卵一つだけという手抜き要素満載に思えるが、一点だけ気をつけるポイントがある。

それが「卵を包む際の手つき」のみだ。

卵焼きや目玉焼きとは比べ物にならないくらい水分率が高く、菜箸の触れ具合で「痕跡を残してしまう恐れ」が拭えない所以、技術的な力具合への備えが必要で、だし巻きは繊細な乙女心を兼ねている興味深い卵料理だ。

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大学時代、ジェンダーを学習した筆者から述べられる言葉としては不適切かもしれないが、乙女心以外に見つかる適語が見つからなかった。

勉強不足とだけ申し上げておきたい。

だし巻きの作り方

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さて、筆者が作り上げた「だし巻きの作り方(1人前)」を簡単に説明しよう。

【食材】

  • 卵..1個
  • 青ねぎ(好みで)
  • 水‥50cc

【調味料】

  • 白だし‥親指爪✕2
  • ごま油‥小爪

【作り方】

  1. 卵焼き専用のフライパンに油をうすく引き、中火2~3に熱す
  2. フライパンの上に手のひらをかざし熱気を感じたら、食材✕調味料をお玉ですくって流し入れる
  3. 軽く火が通ったきたら菜箸で器用に手前へ卵を包んでいく。※ここは自由に
  4. 包んだらフライパンの奥へ滑らせて再度油をうすく引いたら、あとはこの工程を繰り返す

水分率が高いことで繊細なふわふわ卵が仕上がる。

卵を増やす場合は適宜別の食材や調味料を✕2に増やし、最高のだし巻きを作って欲しい。
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片栗粉入れると崩れないらしい

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さらに上級者なだし巻きの作り方も言っておくとすれば「片栗粉」を少量追加すること。

中指爪くらいを溶く前の卵に入れてかき混ぜて焼くと良いらしい。

何かのテレビで、片栗粉を追加することで「完成から時間が経っても崩れなくて済む」みたいなことを言っていた気がする。

実際に片栗粉入りのを作って食べてみたら普通に美味しかったし、時間が経ってもだし感とかフワフワ感もあったら無くてもあっても満足。

やっぱり卵専用の焼き器があったほうがいい。「包やすさ」だけで考えても必要だし、繊細な調理は否めないし熱の通りも良さそうだから。

台所事情によってガスか電気かで購入する製品は変わるだろうから適宜どれがいいか選んでもらいたい。

また作るときは青ネギ以外に相性がいい食材を加えたいなと思っていますが、だし巻きに何か相性バッチリなものがあればコメントで教えてください!

それでは~