厚生労働省が注意喚起するカフェインの摂取を再考する

先日、ご紹介した入眠前のドリンク「カモミールティー」を取り入れてからカフェインに対する意識が取り戻された。カフェインは、日常の体調を操作するメリットとデメリットがある。睡眠とかけ離すべき関係性にあり今一度カフェインについて再考したい。

今回は、「コーヒーと紅茶のカフェイン含有量の差」を比較する。

コーヒーと紅茶におけるカフェイン含有量の差

f:id:inuwanhime:20210130121614p:plain(参照先:厚生労働省)

正確な情報の入手には国や行政の発信が便利。掲載画像の飲料に関して述べると、下から上にかけてカフェイン量が増大する。つまり、玄米茶はカフェイン量が少なく、カフェインを多く添加した清涼飲料水が文字通りカフェイン量が多い。それに次いでコーヒー、紅茶の順になる。

不等号を用いてカフェイン含有量の数値差を示すと、コーヒー>紅茶となる。

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カモミールティーが飲料生活にメスを入れた。新たな写真を投下したが、これは「ストロベリー」の紅茶になる。淹れたての香りはストロベリー感が強く、ひと口飲むとストロベリーから紅茶に様変わりする。つまり、嗅覚でストロベリーを身体に行き渡らせながら味覚で紅茶を味わえる。マグカップ一杯MAX入れて約200ml。参考資料の30mg/100mlから一杯で60mgのカフェイン摂取となる。

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コーヒー一杯200mlが日課だった過去と紅茶習慣の現在を比較すると、カフェイン摂取量が約60mg減少した。(※ただ、参考写真の備考欄に抽出方法の詳細があり、筆者によるカフェイン摂取の計算にはカフェイン量に誤差がある)

プロヴァンスシリーズ(ストロベリー)

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本商品は、プロヴァンスシリーズのストロベリーになる。味の特徴は上で説明しているのでそちらを参考に。こちらでは他の情報を詰める。

名称 原材料名 内容量 原産国 輸入者
紅茶 紅茶、香料 50g(2g × 25袋) スリランカ 株式会社オーバーシーズ

この商品の全貌がこちら。カルディのオンライン価格507円。1杯換算で約20円。感覚的な紅茶市場が皆無なので当シリーズが売れ筋商品なのかどうかも不確定です。

このプロヴァンスシリーズは、ストロベリー以外にピーチ・アップル・キャラメル・マスカットがあります。しかし、どれも香料が原材料に記載されているので「紅茶に香料かよ〜」とどこか腑に落ちなければ代案を提示します。カルディには他にも「香料を使用しない紅茶製品」があるんです。同じジャンナッツのダージリンティーバッグもあります。どうしても香料を避けたい人には他の商品で穴埋めできます。

ですが、一つだけ言いたい。写真付きで紹介してるストロベリーは、「わりといけた」んですよね。「紅茶とかコーヒーに香料とか邪道」っていう価値観は消えてなくならないけど、実際飲んでみて「これが香料だ!」ってならない。強いていうなら「ストロベリーの匂いづけに香料使ってるのかな?」くらいに着地した。

つまり言いたいのは、「貰い物だからこそ香料入り飲料が目の前にある」ってこと。

カフェイン過剰摂取の脅威

「カフェインってどれくらい摂取したら危険なの?」って疑問だと思う。筆者もそこ知らなかったからカナダ保健省の資料を参考にした。すると、健康な成人は最大400mg/日(コーヒーをマグカップ(237ml入り)で約3杯)までとするそうです。だから午前から午後2時までにコーヒー3杯が適量でしょう。カフェイン耐性は個人差もあるので体調との相談で飲む量の微調整ができると合格。

過剰摂取をした結果どれほど恐ろしい症状が身体に起きるのかは知っておいた方がいい。実際にあった急性カフェイン中毒による死亡事故の事例を述べる。日本経済新聞電子版の記事で、2011年度からの5年間に少なくとも101人が救急搬送され、7人が心停止、うち3人が死亡。

日常的にコーヒーなどカフェインを含む飲料を摂取すれば自動的にカフェインを取り入れたことになる。この服用量と体質で体内の反応が変わる。カフェイン量は通常mgを単位に使う。救急搬送される事例は一度に多量のカフェインを摂取し急性カフェイン中毒になるケース。一度に1g以上を摂取すると中毒症状が起こり、激しい吐き気・めまい・心拍数の上昇・動悸などある。正直言って1gレベルはエナジードリンク系を除けば達しない気もするが断定はできない。つまり、1000mg摂取すると上記の症状やそれ以上の困難が発生する。心停止に至った7人はいずれも6g以上を取っており、中には53gを摂取したケースもある。まじで危険だからやめるべき。不整脈の罹患歴を持つ筆者が警告するのには理由がある。不整脈に罹患して動悸というものの辛さを経験したから。手術時には1分間に200まで心拍数があがった。カフェインの過剰摂取で正常な鼓動を脅かす危険が秘める。

カフェイン飲料を飲みすぎて気持ち悪くなったり、吐きそうになったら飲むことを控えよう。

コーヒーを飲むメリット

カフェインの脅威がある一方で、メリットもあります。それは、クロロゲン酸などのポリフェノールが豊富に含まれていること。ポリフェノールとは、植物が作り出す抗酸化物質で、赤ワインのアントシアニン、お茶のカテキン、カカオのポリフェノールなどがあり、どれもポリフェノールの仲間です。

主な機能を以下に。

  • 抗酸化作用
  • 抗がん作用
  • 運動能力を向上
  • 自律神経向上

このような健康効果を高める恩恵に預かる方法は、自身の適量を守ることにあります。飲み過ぎれば悪、適量を守れば善なので安全圏に留まることが鉄則です。

最後は、午後4時のドリップコーヒーデカフェ写真で〆。

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