アレに気をつけて睡眠の質をあげる

前回に引き続き、『書籍・SLEEP』から【第20章/最高のパジャマはこれだ】に触れて睡眠の質を上げる方法を述べる。「最高のパジャマ」ということで寝るときの格好次第で睡眠中の質が変わるなら普段から着用している寝間着の変更のきっかけになるかもしれない。

睡眠の質には体温調節

本書を遡ると体温調節に触れた章が見つかる。そこで睡眠の質は体温調節が鍵を握っている事実が判明する。着込みすぎると冬場でも発汗して夜中に途中で目が覚めてしまう可能性は高まる。つまり、着込みすぎない程度の枚数を着用し毛布や布団で身体を包んで寝るのがいい。暑かったり、寒すぎたりするのは快適な睡眠とは言えない。底冷えして寝られない人は靴下やマッサージで冷え性対策を講じるのがオススメ。快適なパジャマ選びのポイントは、その衣服の素材の組み合わせが体温調節にどう作用するのか考えるといいのではないか。

体を締めつけない衣服

ゆったり着れる服選びがポイント。締めつけのきつい服になると心地よく寝られない。睡眠中に体内で起きる反応が上手く機能しないことが考えられる。靴下に関しても起床時に「くっきりと着用した痕跡」が残れば締めつけが強い証拠となる。冬用やゲレンデ用に生産される靴下など締めつけが強くない製品もあるので底冷えに悩まされる人はそれを利用する。また、日常で履く靴下で探したい人にはワンサイズ大きめの靴下にするといいのではないか。

ブラジャーをつけずに寝る

パジャマだけと思えば睡眠時の服装は非常に大事らしい。出先用に揃え睡眠用のパジャマも一張羅にしなければならない。男性視点でブラジャーに言及するのは憚れるが「外して寝る」がいいらしい。夜くらい外して寝てもいいと思う。日夜、重力に抗って胸を固定させる苦労は別の部位に代償を払う形になる気もする。本書でも「」書きでこうあった。「医療的、生理学的、解剖学的のいずれかの観点から見ても、重力に抗って胸を支えることにメリットはない」ようだ。男性は重力に抗って支えることはしない。強いて言うなら、「ポジション取り」になる。右か左か中央か。そんな問題もボクサーパンツなら解消できる。

タイトな下着を避ける

男性向けの提言だ。筆者には下着の歴史がある。これは誰もが歩む道なのかもしれない。ブリーフ、トランクス、ボクサーの三種の神器を利用した。現在は、三番手のボクサーだ。3点の順序通り頻度や年数も上がっていく。そして利用するブランドもハイブランドになる。今ではカルヴァンクラインだ。ブランドだけは立派な逸物を象徴するが内部はいかほどか。下着に関しては男女ともに「締めつけ」が体内の機能レベルを下げる。タイトな下着なら生殖機能に変化をきたす。自分の手で何を着てどう寝るかを決定することで身体に起きる反応がよくなるか、そうでなくなるかが決まる。

パジャマは着心地で選ぶ

見た目よりも機能重視」に尽きる。見た目がどれだけ良くても着心地が最悪ならいい睡眠は取れない。試着した瞬間のファーストインプレッションで「これで寝たら気持ちいい、最高!」と体感的に感じるかどうかが決定理由になる。外に出る格好で一日ベッドでがっつり寝ると気持ち悪さが残る気がする上に、外から持ち込んだウイルスや菌を疑ってベッドが汚染された気分になる。わざわざ室内用、睡眠用に着替えるならゆったりで気持ちよく厚手でないモノを着るといい。