小説、新海誠の天気の子は読み始めから既に佳境

読者の皆さん、こんにちは。
映画「天気の子」公開中とされる宣伝の情報をいつしか受け取りました。
公開前に小説を店頭で発見したのが先か、公開後に小説を店頭で発見したのが先かは忘れましたが、映画鑑賞においてこれまでイラスト作品を観たことがありません。
専門書中心に書籍の投資購入が続く中、「コンビニ人間」に続いて小説をもう1冊買いたいタイミングと天気の子の映画公開と原作の存在がマッチングしたことで実際に店頭で買う行動に至りました。


とにかくハマる、小説見れば映画も

映画 天気の子

https://tenkinoko.com/

序章と終章 + 11章からなる小説「天気の子」3章までを読み終え、もう既に新海誠の物語にハマっている自分がいます。

何が面白いって高校1年の森嶋帆高が島を出て東京へ上京するため、船内にいる彼が甲板から落ちる所を会社経営する須賀に助けてもらった後の展開で長距離家出に最初の試練を突き付ける二人の食事の場面は文章から背景が鮮明に浮かぶ。

命の危機を救ってもらった安堵の直後に過剰に御礼を返す羽目を不本意に、名刺を受け取る帆高に同情心が芽生える。

「身分証不要」を第一条件に検索ワードに入力しながら試行錯誤で職探しするが東京に着いても不運の連鎖に遭う。

警察官からの職質に逃走し必死の思いで巻くが東京色に染まった人間からの容赦ない罵声や暴力に苦しみながらも自分の色をデザインしていく。

小説 天気の子 (角川文庫)

小説 天気の子 (角川文庫)

 

「東京に向かう真の目的とは何か」

須賀、夏美、陽菜との出会いを通じて4章以降の展開が幕を開けます。

「ねぇ、今から晴れるよ」という言葉があと何回聞けるのか。

楽しみな要素は東京や人間や雰囲気などの感性的な描写に「色」が付加されている点だと思うので、そこも意識しながら「天気の子」に没入してきます。

それでは今回はこれで終わります。

次回の更新でお会いしましょう。

では!